ルアンパバーンはラ-ーンサーン王国(1353-1975)の王都で、古くはムアン・スワといい、その後シェントーン と呼ばれるようになった。カーン川とメコン川の合流地点に位置する緑豊かな町ルアンパバーンは、その 美しいラオスらしい町並みと、歴史的、文化的遺跡保護の観点から、1995年、ユネスコによって世界 遺産に指定された。プーシーの丘から町並みが一望でき、ルアンパバーン名物でもある夕陽は荘厳だ。
ワット・シェントーン Wat Xieng Thong この寺院は、1560年にセーターティラート王によって王家の菩提寺として建立された。 屋根が軒に向かって低く流れるように作られている、典型的なルアンパバーン様式 の建物で、ルアンパバーンで一番荘厳な寺院である。本堂裏側のタイルによって描 かれた「生命の樹」のレリーフは素晴らしく、一見の価値がある。かつては、王族の神聖な儀式に使用され、シーサワンウォン王の誕生した場所でもあり、また逝去時に使用された霊柩車が境内に納められている。
プーシーの丘 Phou Si Hill ルアンパバーンの中心近くに位置する150m程の小高い丘で、328の階段を上が りきると、頂上には1804年、アヌルット王によって建立されたタートチョムシー と呼ばれる仏塔がある。少し頑張って頂上へ上がれば、ルアンパバーンの街を一望できる。 プーとはラオス語で山のことをさす。
ルアンパバーン国立博物館(王宮博物館) Luang Prabang National Museum フランス植民地時代の1904年に当時の王シーサワンウォンとその家族の宮殿とし て立てられた。メコン川沿いに位置し、メコンを旅してきた公式客を出迎えるた めの桟橋を備えている。現在は博物館になっており、世界各国からの贈呈品や黄 金仏などが展示されている。
サーンハイ村 Ban Xang Hai ラオス焼酎「ラオラーオ」造りで有名な村。酒造りの様子の見学や出来上がった酒の試飲が出来る。ルアンパバーン市内からパークウー洞窟に行く途中に立ち寄れる。